最近の本を見ていると、ある大きな変化を感じます。それは、「本のテーマやカテゴリーが、混ざっている本が増えてきている」ということです。

例えば、かつてはビジネス書と健康本は全くの別物で、書店の棚も明確に分かれていました。しかし今はどうでしょうか。

  • 「ビジネスのパフォーマンスを最大化するための食事術」
  • 「一流のリーダーが実践する、折れない心を作るための睡眠習慣」

といった、複数のカテゴリーを掛け合わせた本を目にすることは、もはや珍しくなくなりました。

今回は、なぜ今テーマの掛け合わせが求められているのか、そしてそれが著者にとってどんなチャンスになるのかをお話しします。

すべての悩みは「カラダ」に通じている?

すべての悩みは「カラダ」に通じている?

ビジネスと健康、あるいは心のケアとダイエット。一見遠く見えるこれらのテーマが混ざり合っている背景には、「あらゆる問題の原因をたどっていくと、結局はカラダの問題に行き着く」という認識が広がっていることがあります。

  • ビジネスの悩み: 集中力が続かない、生産性を上げたい。→ 脳のパフォーマンスも肉体の一部。だから、食事や運動の知識が必要になる。
  • メンタルの悩み: 不安を消したい、前向きになりたい。→ 心のケアも脳内の化学反応。だから、栄養素やサプリメント、腸内環境の話が不可欠になる。

実際、「うつを消すための食事」といった切り口の本がベストセラーになり、多くの類書が生まれているのが今の出版業界です。

ライバルに先んじるための「一歩先」のインプット

類書のライバルに先んじるための「一歩先」のインプット

もしあなたがビジネスや心理学、教育などの専門家であれば、今こそ最新の栄養学人体生理学の知識を、ご自身のテーマに組み込んでみてください。

これまでのカテゴリーに留まっているだけでは、すでに多くの類書に埋もれてしまいます。

しかし、そこに肉体的なアプローチという別の視点を持ち込むことで、より価値の高いサービスを提供できる可能性も高まるのです。

あなたのブランドを磨く「掛け合わせ」のヒント

あなたの著者ブランドを磨く「掛け合わせ」のヒント

商業出版の市場は、次々と新しい切り口が現れては淘汰される、非常に変化の激しい場所です。

だからこそ、既存の枠組みに縛られず、「自分の専門分野 × もう一つのテーマ」を考えてみることが、あなたのブランド力を磨く大きなヒントになります。

「自分の分野は〇〇とは関係ない」と決めつけず、少しだけ枠を広げてみることで、読者にとっての新しい発見となり、出版社の企画会議を通る強力なフックになるかもしれません。