「できるだけ早く、確実に商業出版を実現したい」
そう願う方に向けて、今回は一番てっとり早く出版企画を通すための「最短ルート」をお伝えします。
結論から言ってしまえば、そのコツとはすでに似たような本がたくさん出ているテーマを選ぶことです。
「二番煎じでは企画が通らないのでは?」と不安になる方もいるでしょう。しかし、出版ビジネスの裏側を知れば、これがなぜ一番の近道なのかが見えてきます。
「似たような本がある」=「市場が証明されている」

出版社にとって最大の恐怖は、誰も興味を持たない本を作ってしまうことです。
その点、すでに似たような本が何冊も出ていて、かつ売れているのであれば、その本を読みたい読者が大勢いることがすでに証明されています。
本は買ってくれる読者がいなければ始まりません。需要が保証されていることは、企画を通す上で極めて大きなアドバンテージ(安心材料)になるのです。
陥りやすい罠1:「プロ向けの内容」にしてしまう

「似たような本」をベースにする際、絶対にやってはいけない注意点が1つあります。
それは、既存の本を「こんな内容、誰でも書ける。」「私ならもっと凄いことが書ける」と見下してしまうことです。
自分の実力を示そうとするあまり、内容を高度にしすぎると、次のような失敗を招きます。
- 読者がついていけない: 多くの読者が求めているのは、専門家しか分からない高度な理論ではなく、「もっと分かりやすく、ラクに解決できる方法」です。
- 編集者の反応: 難解すぎる内容は「売れにくい」と判断され、真っ先にボツになります。
大切なのは「凄さ」を競うことではなく、あなたならではの工夫で、既存の本よりもさらに読者に寄り添うこと。 この視点こそが、編集者の心を動かします。
陥りやすい罠2:「内容まで同じ」にしてしまう

もう一つの注意点は、後発なのに内容まで同じになってしまうことです。
すでに似たような本がある中で、内容に全く新しさがないのであれば、出版社がわざわざ後から出す意味はありません。
そこで必要になるのが、「読者にとって」の差別化です。
- 「既存の本はAと言っているが、今の時代ならBのほうが効果的だ」
- 「これまでの本は理論が中心だが、この本は図解とワークで即実践できる」
このように、出版企画書の中で「ここが他とは違う」と明確に打ち出すことが、企画の採用を勝ち取るためにとても大切になります。
似たような本があればチャンス
似たような本があるからダメだとあきらめるのではなく、「似たような本があるからこそ、チャンスだ」と捉え直してみてください。
注意点を踏まえて類書を見ていけば、、最短距離で著者デビューを果たすことも可能です。
早ければいいというものでもありませんが、「どうしても早く出したい!」という方の、ご参考になれば幸いです。
