多くの著者さんや著者候補の方とお話ししていて、意外と読んでいないのが「ライバルの本」です。
- 自分はその道のプロだから、一般向けの本を読んでも得るものがない
- ライバルにお金を払ってまで本を買うのは、なんとなく抵抗がある
そのお気持ちは、よく分かります。しかし、自分の本を出版して、著者としてのブランドを確立したいのであれば、ライバルの本こそ読んでおくべきです。
自分の「立ち位置」を客観視できる

ライバルの本を大量に読む最大のメリットは、著者としての自分の立ち位置が明確になることです。
市場にはどのような主張が溢れているのか、何が常識として語られているのか。
それらを把握すると、あなたは「他とは違う独自の切り口」を打ち出すことができ、企画が通りやすくなります。
売れている本に「書かれていないこと」を探す

企画を検討する際、私はよく「売れている本に何が書いてあるか」ではなく、「何が書かれていないか」に注目します。
売れている本に書かれていないことを書くことで、差別化ができて企画が通りやすくなるのです。
例:相続の本
例えば、相続の本はかつて、「資産を残す側(親世代)」に向けた対策本ばかりが並んでいた時期がありました。
しかし、実際には「残される側(子世代)」も同じか、それ以上に深刻な悩みを抱えていたのです。
そこで、あえて後者の視点に立ち、親世代向けの本には書かれていなかった「残される側の苦労と解決策」を説いた本が登場し、大ヒットとなりました。
ブランド力を高め、2冊目3冊目と出版を継続するために

ライバルの本を読み、常に市場の「立ち位置」を考えながら企画を練る習慣をつけると、次のような好循環が生まれます。
- 企画が通りやすくなる: 出版社に対し「類書にはない価値」を明確にプレゼンできる。
- 出版を継続できる: ネタ切れを防ぎ、切り口を変えて2冊目、3冊目と出し続けられる。
- ブランド力と集客力が向上する: 読者に認知され、理想の顧客が自然と集まるようになる。
ライバルの本をあえて読むことで、立ち位置を考えれば、本を出し続けることが容易になり、ブランド力と集客力が共に高まります。
ぜひ、食わず嫌いをせずに、あえてライバルの本を手に取ってみてください。
