昨今、「テレビや新聞などのオールドメディア」vs「SNSやYouTubeなどのネットメディア」という対立軸で語られることが多くなりました。
オールドメディアはその規模の大きさゆえにしがらみも多く、情報の偏りや、重要な事実が報道されないといった弊害が指摘されることもあります。
一方でネットメディアは自由ですが、玉石混交で信頼性の担保が難しい。
そんな中、実はテレビなどよりもずっと歴史が古いにもかかわらず、全く異なる独自の立ち位置を確立しているのが「本」というメディアです。
本には「スポンサー」が存在しない

なぜ本は、オールドメディア的な「偏り」や「忖度」と無縁でいられるのでしょうか。その最大の理由は、外部広告がないことにあります。
出版業界には「本の広告は自社の本に限る」という独特の決まりがあります。テレビ番組や雑誌のように、多額の広告費を払うスポンサーが存在しません。
- 忖度の不要: 広告主の顔色を伺う必要がないため、「書きたいけれど書けない」という事態が起こりにくい。
- 免許の不要: 国の放送免許も必要ないため、公的なしがらみからも自由です。
この「しがらみの少なさ」こそが、本というメディアの公平性を支えているのです。
多様性が生む「自浄作用」

もちろん、一冊一冊の本を見れば、著者の主観や特定の思想に偏ったものもあります。しかし、出版界全体を見渡せば、右もあれば左もあり、非常に多種多様な視点が存在しています。
出版社自体にもさまざまなカラーがありますが、ある出版社が特定の思想に寄ったとしても、別の出版社が逆の視点から本を出します。
この状態こそが、結果として業界全体のバランスを保つ「自浄作用」として働いているのです。
「オールドメディア」と「ネットメディア」の良いとこ取り

本は、オールドメディアの「信頼性」とネットメディアの「公平性」を併せ持つ、稀有な存在です。
- ネット以上の信頼性: 誰でも匿名で発信できるネットと違い、出版社という第三者がリスクを負って出資し、編集者のフィルターを経て世に出ます。
- テレビ以上の公平性: スポンサーの制約を受けず、著者の純粋なメッセージを届けることができます。
オールドメディアのブランド力が低下し、下手に出演するとかえってマイナスになりかねない現代。そして、ネットメディアの情報過多で埋もれやすい現代。
こうした時代だからこそ、「本を出して著者になること」の価値は、今後ますます再評価されていくはずです。
古くて新しい、この不思議なメディア
「本を出す」ということは、単に情報を発信する以上の意味を持ちます。
それは、しがらみのない純粋な「あなたの思想」を、公的な信頼性というパッケージに包んで世に出すことができるからです。
あなたも、本という古くて新しい、この不思議なメディアを味方につけてみませんか?
