何度も企画を提案しているのに、良い返事がもらえないというのは辛いものですよね。
しかし、出版企画が通らないのは、あなたの実力不足ではなく、単に正しい戦略を知らないだけです。
今回は、「出版企画の壁」を突破し、自分ならではの一冊を出す方法をお伝えします。
「商業出版のハードルは高い」という誤解

商業出版というと、「1000分の1の採用確率」とも言われ、非常に高い壁のようにイメージされます。
しかし、実際に本を出した人に聞くと「それほどでもなかった」と言う人も多いです。
実は、出版に成功した人は、決して最も高いハードルを飛び越えた超人ではなく、「自分が一番出しやすい、一番低いハードル」を見つけることができた人なのです。
無理に高い壁に挑む必要はありません。「自分にとって本を出しやすく、かつ市場に求められるテーマは何か?」と考えてみてください。
商業出版の成否は、根性で高い壁を越えるかではなく、「いかに低いハードルを探し当てるか」にかかっているのです。
企画は「改善」すれば、必ずいつか通る
私はこれまで多くの出版をプロデュースしてきましたが、出版できない人は、実力がないのではなく「途中で改善を止めてしまった人」だと感じます。
なぜ、途中で止めてしまうのか?

理由はシンプル。「改善の作業が辛くなってしまうから」です。
最初から何ページもの企画書を作り込み、それを何度もゼロから書き直すのは、誰だってしんどいもの。
そこで、挫折しないために「辛くならない企画の考え方」を取り入れましょう。
辛くならない企画の考え方

まずは企画書を書き始める前に、わずか1〜2行の「コンセプト(誰に、何を伝えるか)」だけを徹底的に考えましょう。
短文であれば修正のダメージも少なく、何度でも試行錯誤ができます。このコンセプト段階で、以下の3点を厳しくチェックしてください。
- 読者ニーズ: その本を買ってくれる読者は、十分な数(100万人規模)いますか?
- 著者の強み: 出版社が「ぜひこの人に頼みたい」と思うだけの実績や数字、おもしろいエピソードはありますか?
- 類書との差別化: 過去に売れた本をチェックした上で、それらとは明確に違う「新しいメリット」を打ち出せていますか?
この3つさえ満たせば、その企画は必ず通ります。
焦って企画書という形にする前に、まずは最小限の努力で「通るコンセプト」を磨き上げましょう。
渾身の企画の反応が悪い時は?

「これ以上ない!」という自信作の反応が悪かったとき、ショックを受けるのは当然です。
しかし、それは「企画が悪い」のではなく、単にその出版社や編集者と「相性が悪かった」か「タイミングがズレていた」だけかもしれません。
特に、時代ごとの流行は出版の成否に影響するので、「数年後の流行りを予想して企画を温めておく」という戦略も大事になります。
編集者の反応に一喜一憂せず、「この編集者には響かなかったが、別の誰かには刺さるはずだ」「数年後にはこのテーマが流行るはずだ」と淡々と進める強さを持ちましょう。
モチベーションが落ちた時の対処法

最初の1冊目において、モチベーションは成功の9割を占めます。
テクニックは後からいくらでも補えますが、あなたの「書きたい」という熱源が消えてしまったら、すべてが止まってしまうからです。
「休む」のも著者のスキルです。 疲れたらあえて「何もしない」日を作るのも良いと思います。
リラックスした瞬間に、アイデアは降りてくるものなので、自分を追い込みすぎず、良いコンディションを保つことも仕事のうちだと考えましょう。
“あなたならではの本”を出すコツ

世の中に溢れる「似たような本」の中に埋もれず、あなただけの切り口を出すコツは、「事実ではなく、意見を主張する」ことです。
誰からも文句を言われない「正しい正論」は、誰の心にも刺さりません。
「業界ではこう言われているが、私はこう思う」「この失敗があったからこそ、この真実が見えた」
といった、あなたの主観、ホンネ、ときには「偏った主張」こそが、読者がお金を払ってでも読みたいと思う価値になります。
出版企画が通らないとお悩みの方へ
企画が通らない今の時間は、あなたが「本物の著者」になるための熟成期間です。
ダメ出しをされるたびに、あなたの企画は磨かれ、あなたの「伝える力」は向上しています。そのプロセス自体を、ぜひ前向きに楽しんでください。
もし、どうしても企画が通らず悩んでいる場合は、無料のオンライン相談も受け付けていますので、興味がありましたらお気軽にご相談ください。
