世の中には、正しいことが書いてある有意義な本は星の数ほどあります。
しかし、読み終わった後に共感し、思わず誰かに勧めたくなるような、感情が動く本となると、実はそれほど多くありません。
今回は、読者に「いいね!」と言ってもらえるような、感情を動かす本を作る方法をお話しします。
読者の心を動かす2ステップ

専門知識を詰め込んだ「正しい本」を書ける人は大勢いますが、そこに読者の心を動かすという付加価値をつけられる人は一握りです。
もしあなたがこのスキルを身につければ、著者としての価値は飛躍的に高まり、反響も売れ行きも別次元のものになるでしょう。
では、どうすれば読者の「いいね!」を引き出すことができるのか。その秘訣は、大きく分けて2つのステップに集約されます。
1.自分が “いい本だ!”と心から思うこと

当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、これが大前提です。
著者自身が「これは素晴らしい内容だ」と心から思っていないものは、透かして見えるように読者に見破られてしまいます。
しかし、現実には多くの誘惑やしがらみがあります。
- 「今、このテーマが流行っているから」という市場のトレンド
- 「せっかく出版社から打診があったから」という折衷案
このように、自分の本心とはあまり関係ない事情で、本を書こうとしているケースが多いです。
時には「売れそう」という誘惑に流されず、自分の納得いく方向に企画を練り直すスキルや、場合によっては書かないという決断も必要になります。
2.自分の感情を相手の頭の中に再現してあげること

読者が「いいね!」と強く感じるとき、脳内では感情を司る神経細胞を含む広い範囲で、連鎖的な発火現象が起きていると言われています。
正しいことだけを伝えても、それは理論の脳の部分が発火するだけなので、感情は動きません。
感情を動かすためには、以下の「感情を動かす仕掛け」を意識的に本の内容に組み込んでいきましょう。
- 執筆の動機: なぜ、あなたはこの本を世に出そうと思ったのか?
- 山あり谷ありのエピソード: その主張にたどり着くまでに、どんな挫折や葛藤があったのか?
- 著者の主観的な想い: その事実に対して、あなた自身はどう感じ、どんな未来を願っているのか?
このように、正しい内容だけでなく、エピソードや想いといった感情の部分を加えていくことで、読者の感情を揺さぶることができるのです。
共感して人にも勧めたくなる本
共感して人にも勧めたくなるような、「感情が動く本」を書くためには、自分が心から伝えたいと思えるテーマで、相手の感情を動かす仕掛けを加えていくことが大事です。
今回ご紹介した内容が、あなたが書く本がより売れるようになり、本を読んだ読者の反響も大きくなるための、ご参考になれば幸いです。
