今や何をするにもAIは欠かせない時代となりました。

しかし、「本を出したい」と考えたとき、AIを使っている多くの人が「出てくる企画がどこかで見たような内容で、いまひとつおもしろくない」という壁にぶつかっています。

実は、AIで出版業界のプロを唸らせるようなおもしろい企画を作るには、ある「意外なコツ」が必要です。

AI出版企画でやりがちな「最大の間違い」

多くの人は、AIに指示を出す際「最初から細かく、具体的に」プロンプトを打ち込もうとします。

  • ターゲットは30代のビジネスマンで
  • 内容は仕事の効率化についてで
  • 著者の強みは〇〇で……

一見、正しい使いかたに見えますが、これが「つまらない企画」を量産する原因です。

なぜ詳細な指示が逆効果なのか?

AIは、指示が細ければ細かいほど、その範囲内で「正解」を出そうとします。

つまり、指示を出した瞬間に、企画の広がりや意外な組み合わせの可能性を自ら潰してしまっているのです。

最初から方向性を固め打ちしてしまうと、AIはあなたの想像の範囲内にある「無難な回答」しか出せなくなります。

おもしろい出版企画を生むための「たった1つのコツ」

出版企画の初期段階で最も重要なのは、「あえて、AIに詳細な指示をしないこと」です。

まずは、単発のキーワードやざっくりとしたテーマだけで、AIに自由にアイデアを出させましょう。

プロンプト例

「〇〇(自分の専門分野)というテーマで、これまでにない斬新な切り口の出版企画案を20個出してください。常識にとらわれず、意外な要素を組み合わせてください」

このように「広くアイデアを出して」というスタンスで指示を出すと、自分一人では思いつかなかったような「おもしろい組み合わせ」や「未開拓のニーズ」がポロッと出てくることがあります。

「量」を「質」に転換させるステップ

AIを使って最強の出版企画書を作るためのステップは以下の通りです。

  • 【拡散】 ざっくりとした指示で、100個単位の大量のアイデアを出させる。
  • 【発見】 その中から、自分の強みが活かせそうで、かつ「これはおもしろい!」と感じる種を見つける。
  • 【収束】 絞り込んだ方向性に対して、初めて詳細な情報を与えて企画をブラッシュアップしていく。

最初から100点の企画を目指すのではなく、「大量のボツ案の中から、光るダイヤの原石を見つけ出す」。このプロセスの変化こそが、AI時代の企画術で大切になります。

著者の「ポテンシャル」を最大化するために

出版企画書は、単なる「情報のまとめ」ではありません。著者の情熱や独自の視点が、読者のニーズとどう掛け合わされるかが勝負です。

AIを「清書ツール」として使うのではなく、「脳の壁を壊すためのパートナー」として使ってみてください。

「最初はあえて、自由にやらせてみる」

このコツを意識するだけで、あなたの出版企画書は、編集者の目に留まるエッジの効いたものへと進化するはずです。